イラン原子力庁「ヨーロッパ側に設定した責務履行の猶予期限に更新はない」
(last modified Wed, 19 Jun 2019 10:37:33 GMT )
6月 19, 2019 19:37 Asia/Tokyo
  • イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官
    イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官

イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官が、「イランが核合意関係国の責務履行までに設定した2カ月の猶予期限に更新はない」と語りました。

キャマールヴァンディー報道官は、核合意へのイランの対応は、「他の合意国が義務を果たす方法にかかっている。一方だけがその義務を果たし、相手側が何もしないということはありえない」と強調しました。

そして、イラン側の措置は徐々に進行中で後退はさせないとし、もしイランの義務の停止を排除したいのであれば、それは英仏中露及びドイツ=4+1グループがその責務を果たす必要があるとしました。

イラン国家安全保障最高評議会は今年5月8日、声明を出し、「イランは核合意の第26条および第36条に基づき、ヨーロッパ諸国の取り決め不履行により、自らも核合意の取り決めの一部履行を停止する」としました。

またその中で核合意の関係各国に対し、特に銀行および石油分野において彼らが義務を履行できるよう60日間の猶予を付与しました。そして同時に、もしこの期限内にその義務が履行されなければ、イランはその他の義務の履行を中止する可能性があると宣言しています。

 

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