イラン国家安保最高評議会、「米大統領補佐官の発言は約束不履行の典型」
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イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「米・ボルトン安全保障担当大統領補佐官の発言は、アメリカの約束不履行や一方的なやり方、国際慣習無視の典型例だ」と語りました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
7月 20, 2019 18:59 Asia/Tokyo
  • イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記
    イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「米・ボルトン安全保障担当大統領補佐官の発言は、アメリカの約束不履行や一方的なやり方、国際慣習無視の典型例だ」と語りました。

ボルトン大統領補佐官は発言の中で、「イランにウラン濃縮能力維持の許可を与えたことは、核合意の最悪の過ちの1つだった」と従来からの持論を展開しました。

イルナー通信によりますと、シャムハーニー書記は20日土曜、「ボルトン大統領補佐官の発言には、法的な有効性や価値がない」としました。

さらに、「平和利用目的のウラン濃縮は、NPT核兵器不拡散条約の全加盟国の権利であって、剥奪又は供与されるものではない」と指摘し、「アメリカはイランと核協議をしたいなら、わが国のウラン濃縮の権利を認めることが条件だ」と語りました。

そして、「核合意における6カ国グループ側(安保理常任理事国およびドイツ)は、イランのウラン濃縮の権利の正当性を認めた」とし、「国連安保理決議2231により、わが国のウラン濃縮の権利は各国にとって実効性のある国際文書となった」と述べました。

シャムハーニー書記はまた、イランが核合意の責務を縮小させていることに触れ、「ボルトン大統領補佐官の発言は、イランの責務縮小措置が約束事をまったく守らない国への唯一の対処方法であることを示している」とし、イランの行動の正当性を訴えました。

 

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