イラン中部・アラーク重水炉の再設計に関する中国との協議が進展
4月 05, 2016 19:55 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官が、同国中部にあるアラーク重水炉の再設計をめぐる、中国との協議の進展のプロセスは好ましいものだとしました。
キャマールヴァンディー報道官は、IRIB通信の取材に対し、イランと中国の核協議の継続の流れについて説明し、「この問題についてイラン、中国、アメリカの間で調印された共同声明、および公式文書に加えて、中国との間でこの問題に関する合意覚書が調印された」と語っています。
また、「重水炉の再設計や燃料、さらに付属設備の建設をはじめとする様々な問題が、中国との間で協議され、その一部は奥深い技術的なものだ」と述べました。
さらに、アラーク重水炉をめぐる重要な問題は燃料の計画であるとし、「イラン人の専門家は、これについて価値ある見解を有しており、これは中国側に提示されている」としています。
また、「アラーク重水炉の再設計のプロセスは、その運転開始までに4,5年かかると見られ、それには技術的に深い研究や、詳細な設計および建設作業の段階が含まれる」と語りました。
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