イラン副大統領、「米はペルシャ湾とホルモズ海峡での情勢不安発生を追求」
イランのジャハーンギーリー第1副大統領が、「イランは、過去数百年にわたり、常にペルシャ湾とその湾口にあたるホルモズ海峡の安全を維持してきた」とし、「アメリカは、この地域で情勢不安を発生させ、その情勢不安を口実に海上有志連合を結成しようとしている」と語りました。
12日月曜、ジャハーンギーリー副大統領の出席により、トルクメニスタンのアーヴァーゼ観光地区にて、カスピ海沿岸諸国同士の協力強化を目的に、第1回カスピ海沿岸諸国経済会合が開催されました。
ジャハーンギーリー副大統領は、この会合への参加とともに、トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領、およびロシア、アゼルバイジャン共和国、カザフスタン、ウズベキスタン、ブルガリアの各国首相らと、これらの国の間の協力強化に関して協議しました。
また、ロシアのメドベージェフ首相との会談では、ペルシャ湾やオマーン海でのアメリカの行動が地域の安定や安全をかく乱するものだとされ、「ロシアなど国連安保理理事国は、こうした行動に関してアメリカに警告するべきだ」と述べています。
さらに、アメリカの核合意離脱に触れ、「核合意の関係国はすべて、自らの約束した取り決めを守らなければならない」としました。
一方、メドベージェフ首相も「アメリカは、イランやロシアに対する敵対的な政策を踏襲している」とし、「アメリカの核合意離脱に対し、イランは論理的な立場表明を行った」と語っています。
また、「ロシアとイランは、銀行取引における使用通貨の多様化をはかることで、自国の通商関係における他国への依存度を下げる必要がある」と述べました。
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