イラン政府報道官、「核合意におけるイランの戦略は責務対責務」
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ラビーイー政府報道官
イランのラビーイー政府報道官が、核合意におけるイランの戦略を“責務対責務”であるとし、「ヨーロッパが核合意の中で責務を果たせば、イランは核合意の完全履行に戻る」と語りました。
ラビーイー報道官は2日月曜、定例の記者会見の席上で、「イラン石油省およびイラン中央銀行の代表が同行した同国アラーグチー外務次官のフランス訪問は、引き続きヨーロッパ側に責務を履行させる方策の一環だった」と述べました。
そして、「(ヨーロッパ側は)イランの石油を購入すべきで、その売り上げ金がイランに還元されるよう手配する必要がある」と述べました。
また、イランが核合意の責務を縮小する第三段階の最終目標は、合意当事者がその責務を完全に履行することにあると強調し、「イランはこれまで核合意の第26項および第36項に基づき、責務の縮小を発表している」と述べました。
さらに、合意当事者は責任のバランスを確立する必要があるとし、「ヨーロッパ側が核合意の責務を果たすことができない、あるいは履行したくない場合、イランは責務縮小の第三段階に入る」と強調しました。
イランは核合意の第26項および36項に則り、今年5月8日に一部の責務履行を停止しました。また 7月7日には、上限の3.67%を超えるウランの濃縮プロセスを開始しています。
イランは、ヨーロッパ側が核合意に対する消極的行為を9月6日の時点で継続している場合、責務縮小の第三段階に踏み切ると発表しています。
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