イラン大統領が、対話による地域問題の解決を強調
10月 13, 2019 21:23 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、「イランとパキスタンは、地域問題は各国同士の対話により解決されるべきだと考えている」と語りました。
イラン大統領府の情報サイトによりますと、ローハーニー大統領はテヘランでパキスタンのカーン首相と共同記者会見し、ペルシャ湾の治安維持を強調するとともに、地域問題の解決の鍵はイエメン戦争の終結と即時停戦にある、としています。
また、イラン国民に対するアメリカの制裁にも触れ、「自分とカーン首相はこの会談で、イラン国民に対する制裁を経済テロとみなし、この問題の解決のためには、アメリカが核合意に復帰し、制裁を解除すべきだということで意見が一致した」と語りました。
一方のカーン首相もこの共同記者会見で、今回のテヘラン訪問の目的として地域での新たな緊張や衝突の阻止を挙げ、「パキスタンは、過去15年間において紛争に苦しみ、テロとの戦いで7万人もの犠牲者を出した」と述べています。
また、カシミール地方の住民に対するイラン政府の支持に謝意を表明しました。
カーン首相は13日、イランの政府関係者との会談を目的にテヘラン入りしており、イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師とも会談する予定です。
カーン首相は、今年4月にもイランを訪問しました。
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