イラン外務省、「米政府高官によるイランへの干渉発言は善意によるものではない」
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ムーサヴィー報道官
イラン外務省のムーサヴィー報道官が、「イランでの最近の騒乱・暴動に関する米政府関係者の干渉的な発言は、イラン国民への善意や友好によるものではない」と語りました。
ムーサヴィー報道官は、定例記者会見において、イランの一部都市で最近発生した忌むべき出来事に触れ、「この問題よりさらに好ましくないのは外国の干渉だ。イランはこれに非難を唱えた」と述べました。
また、「抗議自体は国民の権利だ。このことはイラン憲法にも明記されている」とした上で、「暴徒らや悪用者に対する扱いは、抗議行動とは区別される。意識的にこの問題に手を出した国は、暴徒らを支持した責任を負うべきだ」としました。
さらに、イランとIAEA国際原子力機関の協力継続に関するIRIB国際放送記者の質疑に答え、「イランとIAEAの協力は継続されている。わが国の責務履行に関するIAEAの複数の報告は相互協力の深さを示している」と説明しました。
そして、「イラン核合意から違法に離脱した米国は、核合意をめぐるイランの責務遵守を云々する資格はない」と強調し、「米国は核合意から離脱している。わが国の核活動に関して見解を表明する権利はない」と述べました。
ムーサヴィー報道官はまた、ペルシャ湾における米国主導の海上軍事連合に言及し、「治安は輸入できるものではない。その基盤はすべての国の協力にある。地域外の国が介入するなどしては、地域の緊張を招くことになる」と指摘しました。
最後に、イラン駐在のイエメン新大使を受容したイランに対し、アラブ連盟が抗議したことについて、この抗議を退け、「サヌアにあるイエメン政府は同国の合法政権だ。国連やヨーロッパ諸国を初め、各国との対話、協議を行う対象となっている。イエメンは自らが希望する国に大使を派遣する。イランもイエメン合法政権が派遣した大使を受け入れることにより、同国を友好国として扱っている」と語りました。
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