イラン最高指導者が、ウクライナ機墜落の責任者追及を厳命
1月 11, 2020 20:14 Asia/Tokyo
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が軍部に対し、ウクライナ旅客機墜落事故の責任者の過失と怠慢を審議し、責任を追及するよう指示しました。
ハーメネイー師は、テヘラン近郊で発生したウクライナ機墜落事故に関して、イラン統合参謀本部の調査の結果、事故は人的ミスによるものだったことが証明されたのを受けて、声明を発表しました。
同師はこの中で改めて、犠牲者の遺族に深い弔意と同情の念を示すと共に、軍部に対して二度とこの種の事故を起こすことのないよう厳命しました。
8日水曜、ウクライナ国際航空のボーイング737型旅客機がテヘランのイマーム・ホメイニー空港からウクライナの首都キエフに向かって離陸した直後に墜落、搭乗していた乗客乗員全員が死亡しました。
イラン統合参謀本部は11日土曜、公示を発表し、イラン領内の52カ所を攻撃するとした米トランプ大統領や軍事関係者の脅迫に加え、イラン周辺を飛行する米戦闘機の数が増加していたとし、「このような緊迫した雰囲気の中、ウクライナ航空752便がテヘランのイマーム・ホメイニー空港を離陸し、旋回中にイランイスラム革命防衛隊の重要な軍事施設に完全に接近しつつあったところで、飛行高度から標的と識別された。このような状況下で人為的なミスにより誤って撃墜された」と説明しました。
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