イラン革命防衛隊が、ウクライナ旅客機墜落事故の詳細を説明
(last modified Sat, 11 Jan 2020 12:53:11 GMT )
1月 11, 2020 21:53 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命防衛隊・航空宇宙部隊のハージーザーデ司令官
    イランイスラム革命防衛隊・航空宇宙部隊のハージーザーデ司令官

イランイスラム革命防衛隊・航空宇宙部隊のハージーザーデ司令官が、人的ミスによるウクライナ航空機墜落事故について、「今回の事件は、地域において米国が起こした悪行や扇動の代償だ」と述べました。

ウクライナ旅客機墜落事故の犠牲者

 

今月8日、ウクライナ国際航空のボーイング737型旅客機がテヘランのイマーム・ホメイニー空港からウクライナの首都キエフに向かって離陸した直後に墜落し、乗客乗員176人全員が死亡しました。

ハージーザーデ司令官は11日土曜、事故の詳細に関して説明し、「米政府がイランを過度に脅迫し、またイラン周辺を飛行する敵の戦闘機の数が増えていた。そのため、イラン武装軍は最高レベルの厳戒態勢をとっていた。そうした中で遺憾なことに1人が性急な判断をし、今回の事件が発生した」と述べました。

また、「米国は、わが国の52カ所を攻撃すると脅迫しており、当然の結果として、テヘラン配備の防空システムや対空防衛部隊は完全な臨戦態勢にあった」と続けました。

さらに、今回の事故原因の調査はイランの司法機関や上級組織本部によって行われるとして、「イラン航空機関は、ミサイルが航空機に命中する事例に経験がなく、ミサイルが命中すれば航空機は空中で破壊されると考えていた。今回の事故機は地面に落下時に爆発した」と説明しました。

そして、「イラン武装軍は事実を隠蔽する意図はなかった」と強調し、犠牲者の遺族に深い同情の念を示しました。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は11日、メッセージを発表し、イラン軍統合参謀本部に対し今回のウクライナ旅客機墜落事件で考えうる怠慢、過失を調査し、責任の所在を明らかにするよう厳命しました。

 

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