イラン最高指導者顧問、「イランの防衛力については協議できない」
4月 11, 2016 18:15 Asia/Tokyo
イランイスラム革命最高指導者顧問が、「イランの防衛力について他国と協議することはできない」と語りました。
イラン公益評議会の戦略研究所の所長も兼任するヴェラーヤティ顧問は10日日曜、テヘランで記者団に対し、イランの防衛力の制限に関するアメリカのケリー国務長官の最近の発言に反応し、「イランは、自国の防衛力に関しては一切他国と協議を行わない意向であり、防衛力の推進に関して他国から許可を得る必要はない」と述べています。
また、「アメリカはこれまでの37年間、イランに対する根拠のない発言をしてきた」とし、「イランはこのような根拠のない発言には一切注目しない」としました。
さらに、「イラン国民の防衛能力は、領土保全や国家権力、独立、革命の成果の維持のためのものである」と語っています。
一方、イランのザリーフ外務大臣も10日、テヘランでエストニアのカリュランド外務大臣と共同記者会見し、「アメリカ政府は、イランの防衛力が協議の議題ではなく、防衛問題に関して新たな合意が成立しないことを熟知している」と述べました。
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