イラン国会議長顧問、「米はアフガンのISISを支援」
イランのアミールアブドッラーヒヤーン国会議長国際担当特別補佐官が、「アメリカは政治、安全保障、軍事のレベルで、イラクやシリアにおいてと同様に、アフガニスタンでもテロ組織ISISを支援している」と語りました。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン補佐官は29日水曜、テヘランで国連アフガニスタン支援団(UNAMA)の山本忠通事務総長特別代表と会談した際、アフガニスタンにテロ組織ISISの因子が潜在している事に触れ、「アメリカはこの現象に対し、満足感をにって沈黙している」と述べています。
また、「アメリカは、アフガニスタンを始めとする地域で建設的に行動していない」とし、「アフガニスタン政府が全ての関係方面との協議の主要な中心とならないうちは、同国での思わしい結果は得られないだろう」としました。
さらに、「イラン政府は常に、アフガニスタン政府を基軸としたあらゆるメカニズム、および全ての交戦・関係勢力の参加、並びに同国での和平確立に向けた国連の役割を支持する」と語っています。
一方の山本特別代表も、「アフガニスタン国民が自らの国運を決定すべきだ」とし、「国連は、アフガニスタン国民が自国の政治分野、政府発足、国家経済の繁栄の分野に直接参加できるような環境条件を整えるべく努力している」と述べました。
そして、「アフガン和平に関する良好な協議・交渉が実施されている」とし、戦争時代のアフガニスタンの政府と国民への支援、およびアフガニスタン問題解決への貢献においてプラスの役割を果たしている事に関して、イランに謝意を表明しています。
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