イラン外務省報道官、「”世紀の取引”は西アジアに憎悪の種を植え付ける」
1月 30, 2020 19:30 Asia/Tokyo
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ムーサヴィー報道官
イラン外務省のムーサヴィー報道官が、「”世紀の取引”という悪魔は、西アジア地域に終わりなき憎悪と衝突という種を植え付ける」と語りました。
ムーサヴィー報道官は29日水曜、ツイッター上で「ペテン師の謀反集団によって提案された通称”世紀の取引”は、苦痛にあえぐひとつの国が尊厳や自身の運命を決める権利に抱いている希望を無くさせるために手を加えられた計画案だ」と語りました。
同報道官は、以前にもツイッター上で「イランは、イスラム共同体を脅かす巨大な陰謀に直面するために、地域諸国と協力する用意がある」と語っていました。
アメリカのトランプ大統領は28日火曜、ホワイトハウスでシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相と並び、「世紀の取引」と呼ばれる甚だ偏った内容の計画案を発表しました。
同案によれば、聖地ベイトルモガッダス・エルサレム全域とヨルダン川西岸に現在ある入植地はシオニスト政権イスラエルに委譲され、他国に移住しているパレスチナ難民は祖国への帰還の権利を失うとされています。
パレスチナのあらゆる勢力は、この案へはっきりとした反対を表明しました。
ガザ地区やヨルダン川西域のパレスチナ人が居住する各区域でも、この米・イスラエルによる「世紀の取引」に反対する抗議デモが行われました。
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