新型コロナウイルス
イラン外相がロシア外相と電話会談 新型ウイルスと制裁をめぐり
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ロシアのラブロフ外相とザリーフ外相
イランのザリーフ外相が24日火曜夜、ロシアのラブロフ外相と電話会談し、新型コロナウイルスとアメリカによるイラン制裁をめぐり意見を交わしました。
両者はこの電話会談において、両国および世界で感染が拡大する新型コロナウイルスや、米国の一方的な制裁下で新型ウイルスと闘うイランの努力、アフガニスタンの現在の政治状況、米国が様々な国に一方的に科す制裁に国際社会の努力が必要であることなどについて意見交換を行いました。
ラブロフ外相は、「ロシア政府は米政府に対し、各国政府が新型コロナウイルス対策で万全を期すのに障害となる非人道的制裁の解除を強く求めている」としました。
また、イランと多方面で関係を拡大するというロシアの意思を強調しました。
ザリーフ外相はここ数日、国内での新型コロナウイルス感染拡大を受け各国外相らと電話会談を重ねており、米国の違法なイラン制裁に足並みを揃えることのないよう求めています。
同外相は先日ツイッターでも、新型コロナウイルス対策のためにイランがWHO世界保健機関と密接にやり取りをしているとして、「新型コロナウイルスと闘うには、世界的・地域的な協力が必要だ」と強調していました。
米国の一方的かつ圧政的な制裁は、生活必需品や医薬品、医療設備にも及び、イランの人々、特に新型コロナウイルスの感染者にとって大きな障害となっています。
このような状況下において、トランプ米大統領は20日、対イラン制裁の解除に反対であることを強調しました。
国際社会がイラン制裁の解除要請を求める中、米国は先日新たにイランの複数の企業と個人を制裁対象に追加しました。
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