新型コロナウイルス
イランの1日の新規コロナ感染者が53%減小
イランのナマキー保健医療教育相が、国内の1日あたりの新たな新型コロナウイルス感染者が53%減小したことを発表しました。
イルナー通信によりますと、ナマキー保健医療教育相は22日水曜、WHO世界保健機関のテドロス事務局長と地中海東岸地域加盟国の保健相および保健当局責任者とのテレビ会議において、「イラン国内では今月2日から20日にかけて、1日に確認される新型コロナウイルスの新規感染者が53%減小し、また死亡者も30%減小した」と説明しました。
さらに、イランが社会的距離政策を実施しWHOガイドラインを厳重に守った上で、危険度の少ない業種の活動、公共交通機関、道路交通の往来が再開されたことに触れ、「モスク、学校、大学、レストラン、公共施設は引き続き閉鎖される」としました。
また、「各国首脳は拡大の奥底に健康があることを肝に銘じるべきだ」として、WHOに対し、加盟国の支援を活用できるよう世界で得られた経験に基づく枠組みを構築することを求めました。
そして、「WHOは、医薬品やワクチンの確保における公平性、また違法な制裁と一極主義に対する各国の共通した立場の採択を、中心的な問題に据えなければならない」と指摘しました。
テドロス事務局長もこの会議の中で、イランの新型コロナウイルス対策・診断計画において7000万人以上にスクリーニング検査が実施されたことに特別の感謝を示しました。
イランでは、これまでに8万5996人が新型コロナウイルスに感染しており、このうち6万3000人以上が回復して退院しています。一方、死亡者はおよそ5000人となっています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj