イラン大統領、「諸国民への圧力行使を、国際協力に置き換えるべき」
(last modified Tue, 05 May 2020 07:55:10 GMT )
May 05, 2020 16:55 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領
    ローハーニー大統領

ローハーニー・イラン大統領が、「経済テロや軍事的脅迫といった形での諸国民に対する圧力行為は、真の共通の脅威に対抗するための2国間、多国間、および国際協力に置き換えられるべきだ」と語りました。

ローハーニー大統領は4日月曜、非同盟諸国の主要国、調整グループ首脳らとのネット会合において、全ての国に対し新型コロナウイルスへの対処に向けた協力や相互支援を呼びかけるとともに、「イランが必要とする医療器材・用品の調達は、人権法に反するアメリカの行動によって通常よりも時間がかかるか、場合によっては不可能となっており、新型コロナウイルス対策のためのわが国の明確な目的のある計画が困難に直面している」と述べました。

また、「アメリカは、これまで長年にわたり一方的かつ違法な制裁により、イラン国民の権利享受を妨害してきたのみならず、アメリカの行動そのものが国際協力や多国間主義への脅威となっている」としました。

さらに、WHO世界保健機関の弱体化は、新型コロナウイルスに対する世界規模の協同対策が弱まることと同義であるとして、「WHOへの拠出金打ち切りというアメリカ政府の行動は性急かつ無責任で、もはや正当化できるものではなく、同政権による新たな戦略的な過ちでもある」と指摘しました。

そして、「イランは、新型コロナウイルス感染症の決定的な治療法の解明およびワクチンの開発に向けて、全ての国と協力するための用意があり、またあらゆる協力要請を歓迎する」と述べました。

今回の会合には、およそ40カ国が参加しており、開催国アゼルバイジャンのアリエフ大統領の冒頭演説により開幕しました。

非同盟運動の調整グループは、同運動の一部としてその指導者的責務を促進するために設立されました。

 

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