ドキュメンタリー・イラン
イラン中部ヤズド州のジャーメ・キャビールモスク(日本語のナレーション付)
今回は、イラン中部ヤズド州にあるジャーメ・キャビールモスク(金曜大モスク)をご紹介しましょう。
ヤズド州はイランでも古い歴史を誇る地方です。ヤズド旧市街の中心にあるジャーメ・キャビールモスクは、疑いなく歴史および芸術的に最も価値ある遺産のひとつであり、イランのモスク建築の粋を集めて作られています。
このモスクの門の上には、高さ52m以上になる一対のミナレット=尖塔(光塔)がそびえ立ちます。この建物で一番美しい部分は、入り口から続くイーヴァーン=テラスと丸天井のドーム、そしてそれを取り巻く空間です。
モスク内部でメッカの方角を示す壁龕=メフラーブは、モザイクタイルを用いた斬新な装飾がほどこされ、人々の目を引き付けます。このモスクが芸術・建築面で優れている点として、貴重かつ見事なタイル装飾や空色のドームの美しさが挙げられます。
ジャーメ・キャビールモスクへと繋がる幾本もの通り沿いには、伝統様式のホテルや宿泊所、また手工芸品を扱うバザールなどがあります。
ヤズドの手工芸品で有名なのは、テルメやダーラーイーなどの織物類です。ヤズドのバザールでは、土産物として一番ポピュラーな郷土銘菓も求めることができます。ジャーメ・キャビールモスクはヤズドの比類なく魅力的な見所のひとつで、毎年国内外から多くの観光客が訪れます。このモスクでは、日常の集団礼拝も行われています。
(字幕):皆様こんにちは。ヤズドから、私たちの街へご招待するためご挨拶いたします。ヤズドの町とここにある歴史遺産、特にジャーメ・キャビールモスクはとても印象深く魅力的です。どうぞ見にお起こしください。
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