視点:イラン国会法案 地域・世界の平和と安全を脅かすイスラエル政権への対抗
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イラン国会
イラン国会議員らが12日火曜の国会で、地域や世界の平和と安全を脅かすシオニスト政権イスラエルの行為への対抗を目的とした、2件の緊急法案に同意しました。
この法案には、パレスチナ国民の権利擁護のための民主的な方策の強化や、人道に対するイスラエルの犯罪の追跡とともに、イスラエルの地域を脅かす行為への対抗を目的とした、一連の措置が含まれています。
この法案の第13条には、「イラン外務省は、国連にも登録されているパレスチナでの国民投票開催という、パレスチナのためのイランの政治的計画の実現を、政治・外交の場で追求する義務がある。また、いわゆる人種差別に対するシオニスト問題を、国際機関にて説明する義務がある」とされています。
侵略者イスラエルの占領主義、拡張主義的な政策は、物理的、構造的な暴力行使、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムでの大規模な入植地建設、聖地での人口・地政学的構造へ変化を与える行為などにより、パレスチナ国民の権利への大規模かつ組織的な蹂躙に発展し、ひいては地域や世界の平和と安全に対する脅威となっています。こうした行動は、地域・世界的な安全保障に対する影響をともないます。
アメリカの著名な思想家・哲学者のノーム・チョムスキー氏は、イスラエルがかつての人種差別アパルトヘイトよりも醜悪だと強調し、パレスチナ人による自らの権利回復のための戦いと、かつてのアパルトヘイト政権を相手とした南アフリカの人々の戦いの類似に関して、「これらには、一連の類似性とともにある重要な相違点も存在する。それは完全な三段論法にはならない。イスラエルでは激しい差別が存在するが、アパルトヘイトはそうした強い差別ではない。被占領地パレスチナでの状況はアパルトヘイトよりはるかに醜悪であり、イスラエルは根本的にパレスチナ人を抹殺することを望んでいる」と語っています。
今回の対イスラエル敵対行為対抗案の第12条では、イラン司法省に対し、占領地内外でのテロ行為や犯罪者たるシオニスト政権の首脳陣に関し、告訴、裁判、判決内容について、国際裁判所および外国の裁判所、あるいは国内の裁判所で実施することを義務付けています。
イスラエルは、常にサイバー攻撃を1つの手段として利用していますが、その代表例が特定の標的を狙う巧妙なワーム「スタックスネット」です。ほかにも、地域の諸国民の懸念材料や、地域・世界の平和への脅威となる要素として、イスラエルの軍事目的での核計画が挙げられます。
地域や世界で集団の安全や平和を脅かす、こうした一連の行動や緊張要因に鑑み、イラン国会議員による法案は、議会措置と国際措置を兼ねたレベルで、こうした事例の追及やイスラエルの本質を暴く好機となり、さらには確実に西アジアの安全保障に繋がるといえるでしょう。
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