イランとロシアが、国際問題の一方的な解決に異議
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ザリーフ・イラン外相(左)とラブロフ・ロシア外相
イランのザリーフ外相が、ロシアのラブロフ外相とともに、世界規模の危機解決に当たっての、一方的で違法な行動への異議を強調しました。
16日火曜、ザリーフ外相は訪問先のロシアで、同国ラブロフ外相と共に、「国際法向上に関するイランイスラム共和国およびロシア連邦の宣言」と題した声明において、「イランとロシアは、地域的・国際的に急務の問題を解決するため、国際法として知られる全体的な法規範や原則に基づき、公正な集団的・多国間的アプローチを積極的に高めていくことを決意している」と表明しました。
この声明ではまた、「イランとロシアは、国連憲章および1970年の国際連合憲章に従った諸国間の友好関係及び協力についての国際法の原則に関する宣言に明記されている、国際法の原則の完全な遵守を強調する」としています。
さらに、「各国政府は、国際法の制定および施行に平等に参加する権利があると同時に、系統だった恒常的な方法により、善意をもって国際法を遵守する義務がある」としています。
ザリーフ外相とラブロフ外相はまた、「各国政府は、独立と平等に基づく自らの権利を享受し、また同時に相互尊重の原則に基づく自らの責務を担う」としました。
さらに、「イランとロシアは、合法政府を偽物に変えようとする、他国への内政や対外政策への干渉行為のすべてを非難する」としています。
この共同声明では、その他に、「イランとロシアは、両国間の戦略的協力を基盤とした関係に基づき、国際法にそった公正な国際体制の確立および国際法の遵守・向上を目的とした協力を拡大する」としています。
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