イラン原子力エネルギー庁報道官、「IAEAの不確かな情報による判断は、危険な異端行為」
(last modified Sat, 20 Jun 2020 10:52:11 GMT )
6月 20, 2020 19:52 Asia/Tokyo
  • キャマールヴァンディー報道官
    キャマールヴァンディー報道官

イラン原子力エネルギー庁のキャマールヴァンディー報道官が、IAEA国際原子力機関定例理事会での反イラン決議に反発し、「IAEAとその理事国は信頼できない情報に基づいて非難している」と述べました。

キャマールヴァンディー報道官は20日土曜、IAEAとその理事国が信頼できない情報に頼っていると指摘し、「先日のIAEA報告に基づく理事会の決定は、シオニスト政権イスラエルスパイ行為を通じて入手した主張を含む虚偽情報や証拠に依拠しており、その報告に言及されている2ヶ所について調査を求めている」と続けました。

また、「反イラン的な理事国らで占められたIAEA理事会の非難は、原則からはずれ、かつ非合法なひとつの異端行為だ。イランとIAEAとのこれまで良好な関係と、IAEAの18種類の報告全てがイラン核活動の平和性を強調しているにもかかわらず、遺憾なことにイランのケースを技術と法の問題から政治と安全保障の問題へと導こうとしている」と指摘しました。

さらに、「イスラム革命最高指導者によって、集団殺戮兵器の製造、模倣、貯蔵は不法行為とされている。また厳しい査察メカニズムと対をなす、これまでに例のない大規模な透明化への教令が出されたことから、イランは何も隠すところはない。また基本的に複数の戦略の理由から、核兵器を必要ともしていない」と強調しました。

そして、「イランは決してこのような圧力に屈しない」と強調したうえで、IAEA理事国に対し、行動の独立性と差別的な形を取らない核兵器不拡散の目的達成に向けてIAEAがより強化されるよう促しました。

 

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