イラン外相、「イランの能力は米とイスラエルの懸念材料」
ザリーフ・イラン外相が、「わが国の能力の高さや発展ぶりは、米とシオニスト政権イスラエルの懸念材料であるとともに、彼らがイランへの対抗ラインを作る原因となっている」と語りました。
ザリーフ外相は6日月曜、ジャハーンギーリー・イラン第1副大統領が出席しての副大統領と外務省幹部の会合において、イラン国民に対する圧力行使を狙った一部の国や外国勢力の陰謀に触れ、「おそらく、ひとつの国が一部の大国から受けるこれだけ大きな圧力を、これほどの長期間にわたり耐えたことはない」と述べています。
ジャハーンギーリー副大統領もこの会合で、イラン経済の破壊を狙ったアメリカの陰謀が失敗したことを強調し、「イラン経済は、石油以外の分野でプラス成長を記録しており、近年におけるわが国の経済成長は、違法な制裁にもかかわらず増大している」としました。
さらに、この会合ではアラーグチー・イラン政務担当外務次官が「アメリカの『最大限の圧力』行使の目的は、アメリカが考えている核合意にある問題点を取り除いた新合意の締結をイランに呑ませることだった」とし、「最大限の圧力に対するわが国の政策は、この状況をこの数年巧みに積極的な抵抗へと転換させてきた『最大限の抵抗』である」と語っています。
そして、バハールヴァンド国際・法務担当外務次官も、「アメリカとイスラエルの行動の大半における目標は、イランを安全上の問題に絡めることだ」として、「敵は、イランが投資や関係樹立の相手としては安心できない国だと吹聴しようとしている。だが、これに対抗する形で、イランやイスラムに基づいた概念構築の運動を推進していく必要がある」と述べました。
ほかにも、アンサーリー経済担当外務次官が、「イランの第1の貿易相手国は西アジア諸国である」とし、「地域諸国とのバーター取引により、違法な対イラン制裁という障壁の多くが解消されている」としています。
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