イランとシリアが、軍事・安全保障協力強化の包括的合意書に署名
7月 09, 2020 17:24 Asia/Tokyo
イランとシリアが、軍事、防衛、安全保障分野における全面的協力の合意書に署名しました。
軍事協力の包括的合意書は8日水曜、シリアのダマスカスで行われた、イランのバーゲリー統合参謀本部議長とシリアのアリー・アブドラ・アイユーブ統合軍司令官代理兼国防大臣が参加した軍事協議の終わりに署名が行われました。
イランとシリア両国の軍幹部は、共同声明を発表し、「一部の国際的・地域的勢力が支援しているタクフィール派テロとの闘いを継続していくことが、この合意書の目的のひとつである」と強調しました。
両者は署名前、シリア動静と、違法にシリア領土内に駐留する外国軍を撤退させる必要性についても意見交換を行っており、「外国軍は、シリアの一部地域にはびこっている武装テロ組織の完全掃討に対し、根本的な妨げになっている」と表明しました。
そして、両国軍の協力関係を強める一環として、シリアの防空システムを強化する予定だとしました。
バーゲリー統合参謀本部議長はまた、「トルコは自国の安全保障上の問題を、シリア国内に軍を駐留させるやり方ではなく、協議を行いシリア側の合意を取り付けるという方法で解決しなければならない」と続けました。
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