イラン政府報道官、「イランは米国によるあらゆる挑発的な行動に断固とした態度で対応」
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ラビーイー報道官
イラン政府のラビーイー報道官は、イランに武器制裁を課すという米国が提案した決議草案への対応において、「イランは、挑発的で違法なあらゆる行動に対し、断固として敢然たる態度で対応する」と語りました。
イランへの武器制裁を延長するために提案された米国の決議案は、11日月曜に安全保障理事会に提出されます。理事国は、24時間以内にEメールでこれに意見を述べることになっています。
ロシアと中国は、米国が提案する決議案への反対を繰り返し表明しています。
安全保障理事会決議2231の規定に従い、イランへの武器制裁は来る10月18日に解除されることになっています。
イランプレス通信によりますと、ラビーイー報道官は、「イランに武器制裁を課そうとする米国の試みは、米国にとってまた別の孤立化の失敗につながるだろう」と語りました。
そして、「国際社会は各国間を統治する法律、協定、規制の順守を決意しており、世界の安定と安全の基盤を弱体化させようとする米国にとっての超えることのできない高い壁となっている」としました。
さらに、米国が国際機関や多国間主義メカニズムに対し、安全保障理事会の力を利用しようとしていることを指摘し、「米国によるこの行動は、多国間主義メカニズムに対するあざけりである」と強調しました。
イランのタフテラヴァーンチー国連大使も、イランへの武器制裁を延長させようとする米国による決議案に応え、安全保障理事会に対し、改めて米国の過剰な要求と一極主義を拒否するよう求めました。
これ以前にも、イランの核合意に関する安保理決議2231の実施に関する事務総長の定期報告を検討するための、6月30日の国連安保理会議は再び、国際社会が米国の要求と一極主義に直面する舞台となりました。
この会議でイランへの武器制裁の解除を妨害しようとする、米国政府の試みは事実上失敗しました。
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