世界におけるイランの位置づけ(47)
世界におけるナノテクノロジー分野の順位
8月 18, 2020 14:29 Asia/Tokyo
皆さまは、イランがナノテクノロジー分野で世界第6位であることをご存知でしょうか?
ナノテクノロジーは、1 マイクロメートル( = 0.001 ミリメートル)より小さな1~100ナノメートル(nm)という尺度において物質や機械を制御することを基盤とした実用的な学問です。
「第4の技術革新の波」とも呼ばれるナノテクノロジーは、1980年代初頭から学問の世界に導入され始め、現在は材料工学、医学、製薬・創薬、獣医学、生物学、応用物理学、半導体用工具、分子雲化学、機械工学、電気工学、化学工学、農業工学などの分野で、日々新しい革新が見られるまでに拡大・発展しています。
イランでは2003年にナノテクノロジー推進本部が設置され、この技術分野の活動が活発に行われるようになりました。世界最大級のオンライン学術データベース「Web Of Science」の統計によりますと、イランは2016年にこの分野で7538本の論文を発表し、この点で世界第6位となりました。これはイスラム諸国では最も多く、ナノ学問生産全体の40パーセントにあたります。
なお、この分野で世界の上位を占める国々は順に、中国、アメリカ、インドとなっています。
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