イラン国会議長、「イラン国民は米国の制裁による被害を見逃すことはない」
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ガーリーバーフ議長
イラン国会のガーリーバーフ議長は、核合意における他の関係国の責務不履行は、イラン人の苦い記憶の1つであると述べ、「イラン国民は、米国の制裁によってもたらされた被害を消して見逃すことはない」と述べました。
ガーリーバーフ議長は6日日曜、テヘランでスイスのカシス外相と会談した際、「イラン国民は、一方的で残酷、かつ違法な制裁により、米国に対し悲観的な見方をしている」と述べましまた。
そして、イランは自国の原則の枠組みの中ですべての国と協力する方針であるとし、「我が国はこの協力の傍らであらゆる形の支配に反対してきた。アメリカと交渉しないのも、彼らの覇権的な見方のためである」と語りました。
また、ヨーロッパには単独でイランとの円滑な関係を築く可能性があると言及し、「ヨーロッパは米国の政策の影響を受けるべきではない。特に米国の措置が西アジア地域で情勢不安を引き起こす原因となっている」と述べました。
さらに、米国が主導する地域諸国の一部とシオニスト政権イスラエルとの強制的な関係正常化は、西アジアの抱える問題の解決策にはならならず、この措置は地域の情勢不安を高める原因となる」と述べました。

スイスのカシス外相も、今日イランは抑圧的な制裁によって生じた経済問題に苦しんでいる、とし、「最近になってイランとスイスの間に開かれた金融ルートは、もちろんまだ規模も小さく、拡大する必要があるが、特に食品と医療の分野においてイランへの国家歳入の流入に貢献している」と述べました。
カシス外相はまた、スイス系企業数社はイランに進出していることについて言及し、「スイスの大企業は、制裁があるにもかかわらず、引き続きイランに留まりその事業を継続している」と述べました。
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