9月 14, 2020 13:40 Asia/Tokyo
  • サーレヒー原子力庁長官
    サーレヒー原子力庁長官

イラン原子力庁のサーレヒー長官が、イランの核合意責務縮小について、「1044基の遠心分離機が、首都テヘランの南方コム州にあるフォルド核施設でウラン濃縮を行っている」と説明しました。

サーレヒー長官は13日日曜、イランが核合意の責務縮小の4段階目を完全に実施に移したことに触れ、「イランでは必要量のウラン濃縮が行われているところだ。濃縮した物質も備蓄される」と述べました。

イランは、アメリカが一方的に核合意を離脱してから1年後の2019年5月8日、この離脱によるイランの経済的損失を補う、ヨーロッパ諸国提案の対策が機能しなかったことを受けて、同合意の第26項と第36項に基づき、自国の合意責務を段階的に削減していく旨を発表しました。

イランの責務削減は、ウラン濃縮度の許可上限3.67%以上への引き上げ、濃縮物質の貯蔵、研究拡大分野での責務停止、フォルド核施設でのウラン濃縮と生産の開始、遠心分離機数の制限撤廃という5段階にわたり行われています。

 

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