追悼ムード一色のイラン、シーア派8代目イマーム・レザーの殉教日
(last modified Sat, 17 Oct 2020 07:43:52 GMT )
10月 17, 2020 16:43 Asia/Tokyo

イランは17日土曜、シーア派8代目イマーム・レザーの殉教日を迎え、追悼ムード一色に包まれています。

17日土曜は、イスラム暦サファル月29日にあたり、シーア派8代目イマーム・レザーの殉教日です。

イランの人々は毎年この日、モスクなどの宗教施設に参集してこの偉人を悼む追悼儀式を行うのが慣わしとなっていますが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、これらの儀式はオンラインなどの方法で行われています。

なお、16日金曜夜には、イラン北東部ホラーサーン・ラザヴィー州の聖地マシュハドにあるイマームレザー聖廟では、この廟の職員らがローソクを掲げ、社会的距離の維持など、衛生プロトコルを遵守した上で追悼儀式に臨みました。

イマームレザーは、イスラム暦148年に現在のアラビア半島のメディナに生まれ、イスラム暦203年(西暦818年)サファル月29日に現在のイラン北東部の町マシュハドで殉教しました。

イマームレザーのイマームとしての在位期間はおよそ20年間に及びます。そのうち17年間はメディナで、また最後の3年間は現在のイラン北東部に当たるホラーサーン地方で政務にあたりました。この時期、預言者一門への人々の支持はさらに高まりつつありました。

このような人々の支持の高まりを恐れたアッバース朝のカリフ、マームーンは陰謀を企てました。この陰謀の中で、イマーム・レザーは毒を盛られ殉教したのです。

 

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