11月 23, 2020 15:46 Asia/Tokyo
  • 在オーストリア・ウィーン国際機関イラン代表部のガリーブアーバーディー代表
    在オーストリア・ウィーン国際機関イラン代表部のガリーブアーバーディー代表

在オーストリア・ウィーン国際機関イラン代表部のガリーブアーバーディー代表が、六フッ化ウランガスの遠心分離機への注入を、ウラン235からウラン238へ濃縮する最新の過程であるとしました。

イルナー通信によりますと、ガリーブアーバーディー代表は、六フッ化ウラン(UF6) の遠心分離機注入がウラン235からウラン238へ濃縮する最後の過程であるとして、「ナタンズの施設では、第1世代の遠心分離機に加え、中間領域モニタ(IRM)を備えた174機連結の新しい2号遠心分離機が濃縮作業に使用されることになる」としました。

また、核合意が今日直面している深刻な問題は、第1にアメリカの一方的で違法な核合意離脱と制裁再発動のもたらした結果であり、第2に欧州諸国がこの状況の補填措置を行わないことであるとして、「欧州諸国は実質2年半の間、制裁解除および核平和利用のイランとの協力という2つの領域の責務履行について、特に実際的な行動を行っていない」と述べました。

続けて、アメリカは核合意離脱後にこの合意に関する見解表明ができないことを強調し、「米国のような、自分で数千個もの核弾頭を所有しており、さらにNPT核拡散防止条約に署名せず大量殺戮兵器類を拡散させているシオニスト政権イスラエルに特別な支援を行っているような国は、完全に己の責務を履行しているイランについて意見を述べることはできない」としました。

そして、全てを打ち壊すような措置もイランの平和的な核計画に損害をもたらすことはできないとして、「我々の責務履行について異議を突きつけるような権利は、誰も持っていない。国家安全保障と国益に関連する事項は、イラン政策の優先課題である」と説明しました。

 

 

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