イラン原子力庁、「核兵器禁止条約は施行されるべき」
11月 25, 2020 19:53 Asia/Tokyo
イラン原子力庁が、「核兵器禁止条約は発効に必要な50ヵ国の批准を達成し、90日後から施行される」と発表しました。
核兵器禁止条約は、ほぼ全ての核兵器に関連した活動を禁じる、国際法において拘束力のある始めての条約です。
この条約によれば、すべての批准国はいかなる条件下にあっても、核兵器の開発、実験、製造、獲得、所有、備蓄、移譲、使用、威嚇としての使用、自国の領土内において核兵器配備の許可を他者に与えることが禁じられます。
核兵器禁止条約はNPT核拡散防止条約と比較して非差別的な条約とされ、現在批准の裾野が広がりつつあります。
この条約を起草した人々の基本目的は、核兵器の存在が合法であることに疑問を投げかけ、世界中の核兵器廃絶という理想の実現に向けて核大国に圧力を加えることです。
核大国はNPTの条項を口実に、自身の核兵器の所有を合法としながら他の国々にはその権利を禁じています。
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