11月 26, 2020 18:42 Asia/Tokyo
  • タフテラヴァーンチー・イラン国連大使
    タフテラヴァーンチー・イラン国連大使

タフテラヴァーンチー・イラン国連大使が、「一方的な制裁は違法かつ人道に反するもので、失敗に終わるだろう」とし、「米軍はシリア領の占領継続により、同国民の財産や石油を略奪している」と語りました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー大使は25日水曜、シリア問題を議題として開催された国連安保理会議において、「米軍はテロ対策を名目にシリア領土の一部を占領しているが、実際、ヌスラ戦線など複数のテロ組織の一部を支援し、シリア国民の財産や石油の略奪に熱を上げている」と述べています。

また、シリアの国家主権の完全な尊重の必要性を強調し、シリア政府の許可なしに同国に駐留している全ての外国軍の撤退を求めました。

さらに、シオニスト政権イスラエルの対シリア攻撃を非難すると共に、シリア・ゴラン高原の占領は違法であるとし、「最近のポンペオ米国務長官によるゴラン高原訪問は、この地域のイスラエル併合を合法化させるための行動だ」として、「ゴラン高原は本来シリア領の一部である」としています。

そして、テロの脅威が根絶されるまでシリアで恒常的なテロ対策が行われる必要があることを強調し、「シリアの分裂を狙った工作の全てにも反対すべきだ」と語りました。

最後に、「一部の国は、シリアに一方的な制裁を行使することで、シリア危機を長期化し、同国民に自らの政策を押し付けようとしている」とし、「シリア国民が現在、国内での衝突や新型コロナウイルス蔓延により強く逼迫されている中、アメリカの一方的な制裁により彼らの苦難がさらに増大している」と述べています。

 

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