11月 29, 2020 16:40 Asia/Tokyo
  • イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師
    イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師

今月27日午後にテヘラン近郊で発生したテロ攻撃事件により、イランの傑出した核科学者モフセン・ファフリーザーデ氏が暗殺され、殉教しました。

臆病風に吹かれたこのテロ暗殺は、イランの敵が特に、イラン国民の力強さの土台となっている知識や科学の基礎や安全保障に打撃を与えるプロジェクトを、自らの破壊行為の優先目標にすえている事実を改めて示した形となりました。

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は28日土曜、メッセーシの中でイランの傑出した核科学者の故ファフリーザーデ氏の殉教に哀悼の意を示すとともに、この殉教者が追求していた科学・技術面での努力を今後とも踏襲していく必要性を強調しています。

近年、イランの敵はIAEA国際原子力機関の完全な監視下にあるイラン中部ナタンズの核施設の活動を含めた、イランの平和的な核計画や学術活動の破壊工作・撹乱および情勢不安の扇動により、自らの利益に沿うよう自らがイランを屈服させられると考えた、大規模な工作を行ってきました。

ファフリーザーデ氏のテロ暗殺は、イランの敵が最大限の経済的圧力をもってしても自らの目的を達成できず、昨年、そして今年初めのソレイマーニー・イラン革命防衛部隊司令官の暗殺後は、今度は安全保障面での最大の圧力行使に出てきている、という現実をまざまざと物語るものです。

もっとも、テロリスト政権や組織によるテロ行為を通じた一連の危機の扇動は、これまでにも先例があります。これ以前にも、イランの核科学者4名がシオニスト政権イスラエルに雇われたテロリストらにより、命を落とし殉教しています。これらのテロ事件や、イランからの核の知識を排除しようとする工作および、国家機能の麻痺を狙った制裁という最大限の圧力は、敵がいつの時代にも、またどこにあってもイランの弱体化を狙ってきており、またそれは現在も変わらないということを如実に物語っています。敵がイランに打撃を与えるためには手段を選ばないということは、もはや歴然とした事実です。一部の証拠資料からは、アメリカの政治家がもはやイランの協議の席に着席させられる望みがなくなったと見ていることから、今度は新たな喧騒の扇動を計画していることが見て取れます。これに関して、タフテラヴァーンチー・イラン国連大使は今月27日、国連安保理に書簡を送付し、特にトランプ現米大統領の残りの在任期間中にアメリカとシオニスト政権イスラエルが取る大胆不敵な行動に関して警告しました。

こうしたテロリストたちの動向は事実上、敵が防衛分野でのイランの抑止力を恐れていることの証明にほかなりませんが、かといってそれがイランの防衛力や科学面での進歩の流れを妨げることは不可能です。ファフリーザーデ氏は存命中、多大な貢献・尽力を行い、国家防衛力を抑止力として認められる相当のレベルに到達させました。そして、イラン最高指導者のメッセージでも強調されているとおり、テロリストによる今回の犯罪に然るべき報復がなされることは、もはや確実なのです。

 

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