UNHCRがイラン政府に謝意表明、イラン人を母に持つ外国人子女への国籍付与で
12月 03, 2020 16:24 Asia/Tokyo
UNHCR国連難民高等弁務官事務所が、イラン人女性と外国人男性との間に生まれた子女にイラン国籍を付与する法案を可決したとして、イラン政府に謝意を示しました。
ファールス通信によりますと、UNHCRはウェブサイトに報告を発表し、イランが外国人の父親とイラン人の母親を持つ子どもにイラン国籍を与える法案を可決したことを歓迎するとともに、「この法案の可決により、無国籍の子ども7万5000人が正式に国籍を有することになる」と表明しています。
Ivo Freijsen駐テヘランUNHCR代表も、ツイッターでイランのこの措置に謝意を示すとともに、「これは、イランや世界全体に存在する無国籍者にとって前進の一歩だ」としました。
なお、テヘラン州外国人・移民局のハージー局長は先月14日、「イラン人女性と外国人男性の婚姻により出生した子どもに初めて、2019年のイラン国会の議決に基づき、イラン人の出生証明戸籍手帳が発行された」と語っています。
これまで既に、外国人の父親とイラン人の母親を持つ4万9000人以上の子どもが、イラン人の出生証明戸籍手帳の交付を受けるため申請手続きをしています。
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