イラン紙、「イランの石油化学産業は、サウジと比べてメリットが大」
(last modified Tue, 26 Apr 2016 09:16:42 GMT )
4月 26, 2016 18:16 Asia/Tokyo
  • イラン紙、「イランの石油化学産業は、サウジと比べてメリットが大」

テヘラン発行の新聞アールマーンが、「イランの石油化学産業は、サウジが方を並べられないほどの様々な可能性や利点を有している」と報じました。

アールマーン紙は26日火曜、その持ち株の70%がサウジアラビア政府に掌握されている、サービク石油化学会社の株の売却に関する記事において、「サウジ政府の思惑通り、サービク社のこの株式の売却により、世界有数の資本家はサウジアラビアの石油化学産業に惹きつけられ、イランの石油化学産業への参入を断念している」としています。

また、「だが、イランの石油化学産業はサウジアラビアのこうした妨害工作をものともせず、外国の投資家を惹きつける多種多様な可能性やメリットを有しており、それはサウジの石油化学産業が足元にも及ばないものだ」と報じました。

さらに、イランの石油化学産業の利点に触れ、「イランの石油化学産業の最大の利点は、石油産業が石油化学産業にもたらすことのできる多様な原料である。その一方で、サウジの石油化学産業は、油田から採掘された石油や天然ガスのみを原料として利用している」としています。

この新聞はまた、イランの石油化学産業の利点として、関税の免除、注目に値する専門家や若い人材の存在、地理的な位置づけ、海運による製品輸送を可能性、そしてアジア市場にも進出できることなどを挙げています。

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