韓国外務次官が、拿捕されたタンカーの交渉のためイランを訪問 
(last modified Sun, 10 Jan 2021 09:59:44 GMT )
1月 10, 2021 18:59 Asia/Tokyo
  • 韓国外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第一次官
    韓国外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第一次官

韓国船籍のタンカーがホルムズ海峡近くのペルシャ湾でイランイスラム革命防衛隊に拿捕された問題で、韓国外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第一次官は10日日曜朝、船舶と船員の早期解放に向けた交渉を行うため、イランに向け出発しました。

韓国のヨンハプ通信が同国外務省の関係者の話しとして、崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第一次官は10日日曜、カタール経由でイランに入国する、と報じています。

イスラム革命防衛隊は今月4日、声明を出し、環境保全規制への違反という理由から、ペルシャ湾海域を航行中の韓国船籍のタンカーを拿捕した、ことを発表しました。

問題のタンカーは、石油化学物資7200トンを運んでいました。

在イラン韓国大使館は4日、船員20人の安全が確認された、としています。

崔次官は、出国の際に空港で記者団に対し、イランの主要な関係者と真剣な交渉が行えるよう希望する、としました。

また、「船員の安全が確認されたことで少しは安心したが、状況は厳しい」と述べました。

韓国は、船員の早期解放を最優先に交渉しながら、イランが強く求めている自国内にあるイラン資産の凍結問題を協議する方針です。

イラン外務省は、韓国船籍のタンカー拿捕について、「問題は完全に技術的なものであり、他国のやり方と同様、海水汚染を引き起こしていた問題のタンカーを司法命令に従い、違反事件の調査のためイラン海岸へと誘導した」としています。

 

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