チョムスキー氏、「アメリカはイランとの核合意を守らない」
4月 30, 2016 21:31 Asia/Tokyo
アメリカの著名な思想家のチョムスキー氏が、「アメリカがイランとの核合意を守ることについて、望みは薄い」と語りました。
ファールス通信によりますと、チョムスキー氏は、イランは西側諸国と締結した核合意を守るかという、エジプトの新聞アルアハラムの記者の質問に対して、「全体的に、イランは核合意を守っているが、残念ながら、アメリカに関しては、イランほど守るか確信できない。なぜなら、アメリカ共和党は、全力で核合意を失敗に終わらせようとしているからだ」と語りました。
チョムスキー氏はまた、「共和党はアメリカ政府をコントロールすることができ、一方的にこの合意から離脱する可能性もある。しかし、イランなど、ほかの国が自身の責務を守っていることから、これは合意の終わりを意味することはないが、緊張や脅迫は拡大することになる」と述べました。
さらに、テロ組織ISISや、この組織の今後についてのアルアハラムの別のインタビューで、「ISISは危険な存在であり、この危険はシリアやイラクの人々だけでなく、この組織に対する真剣な対策をとり、この組織を強化する資金源を断たなければ、将来、これを根絶することにより、より悲惨な結果が生じる可能性がある」としました。
