イラン大統領、「IAEAは政治ゲームの場ではない」
3月 04, 2021 18:59 Asia/Tokyo
-
ローハーニー・イラン大統領
ローハーニー・イラン大統領が、英独仏3カ国の名でIAEA国際原子力機関理事会に対イラン決議草案が出されたことに反応し、「IAEAは政治ゲームをする場ではない」と語りました。
IRIB通信によりますと、ローハーニー大統領は4日木曜、「IAEA当局は、欧州3カ国たる英独仏と同組織が関係を破壊しないよう、わが国がこの間に良好な協力を行っていたことを熟知している」と述べています。
また、「IAEAの業務は技術的なものであり、同組織の報告もイランが協力的であることを確認している」とし、「我々はこの数週間で、IAEAと非常に良い合意に達しました。この合意を存続させてもらいたい」としました。
さらに、アメリカに対し「我々は、米国政府の違反とテロ行為に3年間抵抗しました。一方でアメリカはコロナ禍においてさえも、人間としての自らの義務すら履行しなかった」としています。
そして、「歴史において、米国の前政権はイランや世界の諸国民に対し恥を知るべきだ」としてけん制しました。
最後に、「アメリカはまず、イランに損害賠償を支払い、核合意に復帰すべきだ。というのも2000億ドル以上に上る直接的な損害をイランに与えているからである」と結んでいます。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ