イラン外相が、「ハラブチェの殺戮」を引き起こした犯人と西側の欺瞞について言及
3月 16, 2021 19:48 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外相がツイッターにおいて、イラク北部のクルド人居住地域・ハラブチェ(ハラブジャ)への化学兵器攻撃という悲劇について、当時のサッダーム・フセイン政権へ禁止兵器を供給したのが誰であるかに言及し、またこのことに西側が目を向けようとしていないとしました。
イルナー通信によりますと、ザリーフ外相はツイッターに、「3月16日は、ハラブチェで化学兵器による殺戮が行われた日だ。一部の者たちは思い出さないようにしている―サッダームを化学兵器で武装させた西側の者たちを」と投稿しました。
そして、「5000人以上の民間人が、化学兵器の毒ガスにより亡くなった。彼らは未だにこれを『地域で起きた悪意ある行動』と語ろうとしている。恥知らずにも!」と続けました。
1988年3月16日にクルド人居住地域で行われた化学兵器による攻撃は、イラクの旧バアス党政権が行った最も危険で非人道的な犯罪のひとつです。
イラクの独裁者であった故サッダーム・フセインは自国の国民に対してこのような犯罪を行い、国際社会に驚きと怒りを巻き起こしました。もっとも、殺戮兵器を当時のイラク政権へ提供したのは西側であり、彼らの犯罪に対する沈黙がバアス党政権に容認の証とみなされたことは、状況をさらに助長することになりました。
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