May 27, 2021 16:45 Asia/Tokyo
  • タフテラヴァーンシー・イラン国連大使
    タフテラヴァーンシー・イラン国連大使

タフテラヴァーンシー・イラン国連大使が、シリア領の統一・団結確保の必要性を強調するとともに、「シリア国内に潜在するテロリストへの支援や、良いテロリストと悪いテロリストの区別はやめるべきだ」と語りました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー国連大使は26日水曜、最新のシリア政情を検討する国連安保理会議において、「イランはこれまでどおり、シリア危機の平和的な解決の責務を担っている」と述べています。

また、シリア占領の終結、招かれざる全ての多国籍軍のシリア撤退を求めるととに、特にシオニスト政権イスラエルによるシリアの国家主権の侵害や分裂化への動きの全てに反対するとともに、「イランはこのような侵略を強く非難する」としました。

そして、「シリアの一部の地域でのテロ組織への支援は即刻停止されるべきであり、一部のテロ組織を穏健派とするなど、良いテロリスト、悪いテロリストといった区別は止めるべきだ」と語っています。

さらに、シリア国民の苦痛の緩和に向けた努力を強調するとともに、「この点で、国連安保理は、人々の苦しみを迅速に軽減し、難民や国内避難民の帰宅を迅速化できる措置に焦点を当てる必要がある」と述べました。

続けて、一方的な対シリア制裁を無責任で倫理に悖るものだとし、「我々は、食糧や医薬品を武器として利用する行為を非難する」としています。

ほかにも、「そのような違法で不当な行動は、人々の苦しみを長期化させ、難民や避難民の帰還の遅延や国家の再建の妨害、政治的解決への悪影響につながるだけであることから、即刻停止されるべきだ」と語りました。

最後に、「イランは、アメリカの経済テロへの対抗に向けたシリア政府の努力を支持する」と結んでいます。

 

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