7月 01, 2021 16:02 Asia/Tokyo
  • タフテラヴァーンチー・イラン国連大使
    タフテラヴァーンチー・イラン国連大使

タフテラヴァーンチー・イラン国連大使が、「わが国は、核合意維持のために巨額な費用負担を強いられた」として、アメリカと欧州の相手国に対し、核合意復活のために必要な決断を下し、これまで長年にわたり履行を怠ってきた責務を実施するよう求めました。

国連安保理理事国は現地時間の30日水曜、安保理決議2231の実施に関するグテーレス国連事務総長の第11回報告書を検討する会議において、すべての関係国が核合意を遵守する必要性を再度強調しています。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー大使は同日、この会合において、「イランは、核合意関連の交渉中およびその締結と実施中のいずれにおいても、その完全な誠実さを証明した」とし、「今度は欧米諸国がスローガンを唱える代わりに核合意復帰のために難しい決断を下す番だ」と述べました。

また、核合意に対する欧米諸国の約束不履行を指摘し、「近年における他の関係国の重大な核合意違反を考慮すれば、検証可能な形での制裁の全廃、核合意から米が再び離脱しないこと、あるいは核合意のメカニズムを悪用してイランから核合意による利益を奪う別の危機を引き起こさないための、十分な保証が必要だ」としています。

さらに、安保理決議2231の実施に関する安保理会合で、イランの通常のミサイル防衛プログラムに対する西側の立場に言及し、「国際法の下では、従来のミサイル計画の拡張は固有の権利であり、決議2231はそれを禁止または制限していない」と語りました。

そして、「イランは他国と同様、その安全保障と通常範囲の防衛能力に関して妥協しない」と述べています。

最後に、イランの科学者の暗殺を含む、イランに対するシオニスト政権イスラエルの陰謀、妨害およびテロ行為に言及し、「すべての陰謀、妨害・テロ行為にもかかわらず、イランは平和目的のために原子力エネルギーの研究、生産、使用の発展という不可侵の権利実現を決意している」と結びました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ