7月 14, 2021 17:52 Asia/Tokyo
  • イランのローハーニー大統領
    イランのローハーニー大統領

イランのローハーニー大統領が、核合意成立の過程に触れ、「わが国は90%濃度のウラン濃縮能力がある」と述べました。

IRIB通信によりますと、ローハーニー大統領は14日水曜の閣議において、「シオニスト政権イスラエル、サウジアラビア、米国の過激派、反イスラム革命勢力は、最初から核合意に反対しており、常に合意を壊そうと工作していた。そのため、もし米国が核合意から離脱すれば合意が壊れるだろうと想像し、トランプ米前大統領に核合意離脱を促した」と述べました。

続けて、「彼らのこうした計算は誤算となり、彼らはその主要目的のどれ1つにも到達できなかった。彼らの主要目的とは、イスラム体制の破壊と経済崩壊だったが、結局それを達成できなかった」としました。

また、「核合意においてもイランの核産業は力強いまま残った。例えいつの日か90%濃度のウラン濃縮を行おうとしても問題はなく、我々は平和的に全ての作業を行える」と説明しました。

そして、これまでに行われた努力やイラン国民の抵抗によって、イランに関する7章にわたる国連決議書が採択されたが、それが廃棄されようとしていることに触れ、「国連の歴史においてそのような行動は、ほとんどあるいは全く取られていない」としました。

 

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