イラン外相と国連事務総長が電話会談、核合意やアフガン情勢めぐり
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イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とグテーレス国連事務総長
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相と、グテーレス国連事務総長が、核合意や最新のアフガニスタン情勢に関して電話会談を行いました。
タスニーム通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は18日月曜夜、この電話会談でアフガンでのこの数日のテロ組織ISISの行動に触れ、アフガン情勢に懸念を示すとともに、「テロ行為や礼拝者への攻撃、アフガン難民の再移動により、これまで以上に国連や同事務総長の責任が重大化した」と述べています。
また、アフガンでのテロ対策および、テロ阻止に向けた国連事務総長の本格的な措置を求めました。
一方、グテーレス事務総長もこの電話会談で、「国連として、アフガンに対する人道支援提供を継続するとともに、アフガンのすべての民族や少数派が参加しての、同国での包括的政権の樹立を強調する」と述べています。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はこの電話会談で、核関連協議にも言及し、「イラン外務次官およびエンリケ・モラ欧州対外活動庁事務次長の最近の協議は、プラスのものだった」と語りました。
さらに、「両者は来週にも、ベルギー・ブリュッセルにてこの協議を継続する」とし、「イランは具体的な成果が感じられる協議を支持し、核合意の署名国が自らの責務を完全に履行すれば、イラン側も自らの責務の完全履行に復帰するだろう」としています。
そして、グテーレス事務総長も核合意の成功を祈願するとした上で、「国連はこれまで常に核合意を支持してきており、トランプ米前大統領の核合意離脱後も、離脱前の状態に状況を戻すべく、方法を模索している」と述べました。
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