イラン最高指導者「故ソレイマーニー司令官の血潮の恩恵により、今日抵抗の潮流はさらなる希望を抱く」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、(イランイスラム革命防衛隊ゴッツ司令官の)殉教したソレイマーニー司令官は、地域の若者たちの模範となっていることを指摘し、「この敬愛される殉教者は、イスラム世界やイランの最も国民的、イスラム共同体的な要人だ」としました。
ハーメネイー師は1日土曜、ソレイマーニー司令官の家族らとの会談において、「敵たちは、ソレイマーニー司令官やイラクの民兵組織ハシャド・アルシャビのアブームハンディス副司令官の暗殺と殉教によって問題が解決する、という空想を抱いていたが、今日その敬愛される殉教者の血潮の恩恵により、アメリカはアフガニスタンから脱出した。イラクにおいても撤退に追い込まれたほか、戦闘任務ではなくイラク軍への訓練やアドバイザーとしての一部軍隊の駐留の宣言を余儀なくされている。とはいえ、我々の同胞であるイラク人もこの問題を注視する必要がある。またイエメンにおいても抵抗戦線が進軍を続けており、シリアでも敵は息の根を止められ、将来への希望を失っている。概して、地域で覇権主義者と戦う抵抗戦線は2年前に比べて、更なる希望や活力をもって、活動を継続している」と述べました。
また、「故ソレイマーニー司令官は、地域やイスラム世界の若者たちにとっての英雄たる模範となっている」とし、「現在、同司令官は地域で、希望、自信、自己献身、抵抗、勝利の象徴となっており、一部が語ったように、"殉教者”たるソレイマーニー氏は、彼の敵らにとってソレーマーニー”司令官”よりも危険である」と語りました。
ハーメネイー師はさらに、ソレイマーニー司令官を歴史に残るひとつの真実だとし、「トランプ前米大統領を含め、ソレイマーニー司令官の暗殺犯らは、歴史から忘れ去られ、歴史のゴミ箱に捨てられる。だがもちろん、それは現世でその犯罪への報いを受けた後のことである」と述べました。