アメリカ下院、イラン産重水の輸入禁止に賛成
(last modified Thu, 26 May 2016 13:15:47 GMT )
May 26, 2016 22:15 Asia/Tokyo
  • アメリカ下院、イラン産重水の輸入禁止に賛成

アメリカ下院が、イランと6カ国の核合意の弱体化にむけて、イラン産の重水の輸入禁止に賛成しました。

プレスTVによりますと、アメリカ下院は25日水曜、賛成251、反対168で、ロン・デサンティス下院議員が提出した、エネルギーに関する追加予算案を可決しました。

これ以前にも、イラン産の重水の輸入を禁止する、アメリカ共和党のトム・カートン上院議員の追加案が、アメリカ上院に提出されましたが、これは否決されました。

アメリカのオバマ政権は、先月、860万ドル相当のイラン産の重水38トンの購入を決定しました。

アメリカ政府は、これに関する議会の法案に対して、拒否権を行使するとしています。

イランは核合意の後、正式に核物質の供給国となり、これは国民による成果と見られています。

イラン産の重水は2015年、アメリカのサバンナリバー国立研究所で検査され、75%の純度が認められました。これはイランの核技術が高いことを物語っています。

イランは毎年およそ20トンの重水を生産しており、イラン原子力庁の計画の中で、外国の顧客にこれを売却しています。