イラン外相、「協議の目的は協議自体でなく良い合意」
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イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、トランプ前米政権のあらゆる画策や諸制裁にもかかわらずイランは孤立していないことに言及し、「我々は、単に協議のための協議を目当てウィーンに赴いているのではない。我々の目的は、良い合意への到達だ」と述べました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は、22日火曜に公表されたユーロニュース・チャンネルとのインタビューにおいて、「私は、今ほど合意に近づいた時はないと信じている」と述べました。
続けて、「もし今日、西側がウィーン協議の机上に乗せられている事柄に現実的な対応をしようとするならば、我々は数時間もしないうちに最終合意に達することができる。そのため、我々から見ると時を決めるのは西側であり、彼らの現実直視や行動的イニシアチブ如何といえる」と説明しました。
また、ユーロニュースの記者が「孤立したイラン」という表現を用いて質問したのに対し、「米国の一方的かつ違法な制裁は、我々の抱える問題の原因となっている。特に英仏独3カ国が行動しないことは、2015年から今日まで我々の国に問題を引き起こしてきた。しかし、米国のトランプ前政権時代とその対イラン「最大限の圧力』政策での行動を含めたあらゆる画策にもかかわらず、『イランの孤立』なるものは成立しなかった」としました。
ウィーンにて進行中の協議は、イランと5カ国グループ、そしてEUの調整役が参加して、第8ラウンドの協議という形で実施されています。
ウィーン協議は、イラン協議団のイニシアチブにより一連の進展を見せていますが、西側諸国、特にバイデン米現政権が同国の前政権の違法な行動の影響の補填を怠り、最大限の圧力行使を続行していることから、核合意復帰へのアメリカの真剣さが疑問視され、さらに協議プロセスが長期化しています。
責任を受容する国であるイランはこれまでに何度も、核合意に違反したのがアメリカであることからまずはアメリカが制裁を解除して核合意に復帰すべきであり、さらにアメリカの責務履行状況は検証確認される必要があると表明しています。

