イラン初のロボット義手が大量生産へ
6月 20, 2022 16:09 Asia/Tokyo
品質・価格面で欧州ブランドに対しても競争力のあるイラン初のロボット義手が、イランの知識ベース企業「アスレ・サンアト・アートビーン社」で大量生産にこぎつけました。
アスレ・サンアト・アートビーン社のゴレスターニー社長は、イラン初の義手の大量生産開始を宣言するとともに、「この義手は2015年にサンプルが造られ、一定期間を経て、リハビリテーション部門のカーヴィアーン・パルヴァレシュ・バラディ博士の監督のもと、イラン赤新月社の極めて良好な協力を得て、同社の研究グループの努力は今や大量生産に至っている」と述べています。
パルヴァレシュ博士はこの義手の製造に関して、「初めて義手が作られてから60年以上が経過したにもかかわらず、その製造は複雑であることから、生産はごく少数の主に欧米の企業によって独占されていた」と語りました。
また、「義手向けの広範な保険の適用がないため、多くの人々はまだ外国の義肢の代金を支払えない状態にある。しかし現在、このイラン製義手は、外国のサンプル製品価格の20%で顧客に提供されている」と述べています。
なお、同社はISO 9001، ISO 13485 および ISO 14001 Quality Management Systemの認可を受けており、 Standard of IMED Medical Devices، Iran Industry Chamber Award for 2012، Iran R&D Award for 2011、 および2012 Success Award賞を獲得しています。
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