アフガン担当イラン大統領特使、「わが国は地域一の難民受け入国」
6月 20, 2022 16:38 Asia/Tokyo
アフガニスタン問題担当イラン大統領特使であるカーゼミー氏は、「わが国は、イスラム・人道面での基準に基づき、また国益を維持しながら、地域諸国の中で最も多くの難民を受けている」としました。
6月20日は、世界難民の日に制定されています。
イランは過去40年間、特にアフガン難民をはじめとする最も多くの外国人難民を受け入れており、イラクの旧バアス党政権から戦争を押し付けられていた時代、そしてこの数十年間、アメリカの圧制的な制裁下に置かれた時代においても、国内在住の数百万人のアフガン難民へのサービス提供を停止していません。
イルナー通信が20日月曜、報じたところによりますと、カーゼミー特使は、世界難民の日に際して、ツイッターにメッセージを投稿し、「アフガン人、シリア人、イラク人の難民の数の受け入れにおける人権擁護を主張する国々の行動や、彼らがウクライナ人難民の受け入れを最優先していることは、その主張に反するものだ」としています。
また、「わが国は、国際機関の支援なしに最近のアフガン危機の中で、新たなアフガン難民数十万人を受けいれ、現在数百万人規模の難民にサービスを提供している」と指摘しました。
アフガニスタンでタリバン暫定政権が権力を掌握した後、多くのアフガン難民がイラン領内に押し寄せましたが、イランは圧政的な制裁による経済問題にも拘らず、また国際的な支援なしに、これらの難民を温かく受け入れています。