7月 20, 2022 15:01 Asia/Tokyo
  • 北海道・知床半島沖での観光船の沈没事故
    北海道・知床半島沖での観光船の沈没事故

北海道・知床半島沖での観光船の沈没事故で行方不明となり、ロシア・サハリン島南部で見つかった男性の遺体について、ロシア側が乗客のDNA型と一致したと日本側に連絡してきたことが明らかになりました。

読売新聞など、複数の日本のメディアによりますと、北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)は20日水曜、ロシア・サハリン島南部で見つかった男性の遺体について、DNA型鑑定の結果、乗船者の男性のDNA型と一致したと、ロシア側から19日火曜に外交ルートを通じて連絡があったことを明らかにしています。

これは6月に発見の連絡があった遺体で北海道内の男性と見られ、「KAZU」と書かれた赤い救命胴衣を着用し、黒い携帯電話や車のカギ、腕時計が見つかっています。

今後は、外交当局間で遺体引き渡しに向けて調整し、引き渡し後は海上保安庁があらためてDNA型鑑定して身元を確認する見通しです。

去る5月に発生した沈没事故では乗客乗員26人のうち、14人が死亡したほか、12人が行方不明になっています。

なお、北方領土・国後島で見つかった男女2人の遺体も、ロシア側鑑定で乗船者のDNA型と一致し、遺体の引き渡しに向け調整が続いています。

 


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