日本官房副長官がサル痘について「容易に感染しない、当面の対応を議論中」
7月 26, 2022 15:58 Asia/Tokyo
欧米を中心に拡大するウイルス感染症「サル痘」について、磯崎仁彦官房副長官が、容易には感染しないとの見解を示した容易には感染しないとの見解を示しました。
磯崎官房副長官は26日火曜午前の定例会見で、サル痘に関する第2回関係省庁対策会議を開催し、治療やわかりやすい情報発信などについて政府としての当面の対応を議論していると述べています。
また、サル痘の感染は「コロナと異なり主に動物の皮膚の病変、体液・血液との性的接触など接触によるものが中心で、ヒトからヒトへの感染は容易には起こらないとされている」と指摘し、「多くの場合は1週間から4週間で自然に治る」とも説明しました。
なお、日本の厚生労働省と東京都は25日月曜、国内でサル痘感染者を初確認したと発表しました。
それによりますと、感染者は欧州に渡航歴のある30代男性で、今月15日に発症し、25日に都内の医療機関を受診した結果、感染が判明しました。現在は入院中発熱や発疹などがあるものの、状態は安定しているということです。
厚労省は国民に対し、「発疹などがあれば身近な医療機関に相談し、手指消毒やマスク着用などの基本的な感染対策をお願いしたい」と冷静な対応を呼び掛けています。
WHO世界保健機関や国立感染症研究所などによりますと、サル痘は今月23日時点で75の国・地域で1万6000人以上の感染者が確認されています。