統一教会と関係の自民議員、３７９人中１７９人　党調査結果

自民党は８日、衆参両院の同党議員に対して行った、統一教会との関連の有無の調査結果を公表し、対象者３７９人中１７９人が関係を持っていたことがわかりました。

朝日新聞によりますと、この調査は衆参両院議長を除く３７９人を対象にして行われました。

調査は、統一教会の関連団体への祝電や、関連団体の会合への出席、選挙支援など各項目ごとに関係の有無を問う形式でした。

その結果、会合への祝電・メッセージなどの送付は９７人、広報紙誌へのインタビューや対談記事などの掲載は２４人、関連団体の会合への出席は、秘書出席が７６人、議員本人の出席は９６人、議員本人が出席・講演したのは２０人、教団主催の会合への出席は１０人、教団や関連団体に対する会費類の支出があったのは４９人、教団や関連団体からの寄付やパーティー収入があったのは２９人、選挙におけるボランティア支援を受けたのは１７人、教団や関連団体への選挙支援の依頼、組織的支援、動員を受け入れたのは２人でした。

自民党の茂木幹事長は８日の記者会見で、調査結果について「大変重く受け止めている」と述べ、今後統一教会との関わりを一切持たないようにする意向を示しました。

しかし、今回の調査は各議員の自己申告によるもので、実態解明にはほど遠いとの指摘もあります。また、今後統一教会との関係を断つといっても、具体的にどのような措置を講じるのかは一切説明がありません。

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