日本で、海自と海保が年度内に初共同訓練実施
(last modified Wed, 09 Nov 2022 11:33:58 GMT )
11月 09, 2022 20:33 Asia/Tokyo
  • 日本で、海自と海保が年度内に初共同訓練実施
    日本で、海自と海保が年度内に初共同訓練実施

日本政府が、海上自衛隊と海上保安庁の連携を強化するため、自国が攻撃を受けた「武力攻撃事態」を想定しての初の共同訓練を、今年度内にも実施するとしました。

政府関係者の証言をもとに読売新聞が報じたところによりますと、この共同訓練の結果をもとに、武力攻撃事態にあたって防衛相が海保を統制下に置く際の手順などを定めた「統制要領」の策定を進めていくということです。

共同訓練には、沖縄県・尖閣諸島周辺海域などでの有事を念頭に、海自と海保が連携をとれるようにする狙いがあります。

政府は、防衛力の抜本的強化に向け、自衛隊に加え、海保の関連予算も大幅に増額し、双方の協力体制を整えることを目指しています。

訓練では、海保巡視船が相手国の法執行機関の船に対処中に、相手国の軍艦がミサイルを発射するなど、軍事行動に出てきた場合、海自護衛艦と前線を円滑に交代する流れなどを確認するということで、海保は避難する住民を輸送したり、漁船などの民間船の安全を確保したりする後方支援を主に担う見通しです。

 


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