日本で24時間に1m超の降雪を観測
12月 20, 2022 16:13 Asia/Tokyo
冬型の気圧配置が強まり上空に強い寒気が流れ込んでいる影響で、日本列島は19日月曜午前、東北の日本海側や北陸を中心に大雪となった日本海側の各地で雪が降り続いており、一部の地域では24時間の積雪量が1mを越えました。
日本の報道各社によりますと、特に活発な雪雲が流れ込んでいる新潟・福島・山形の周辺で大雪となっていて、24時間の降雪量が100cm以上となった地域が続出しています。
こうしたことから、日本全国各地でも、今季一番の冷え込みとなっています。
現在、日本の上空に真冬並みの強い寒気が流れ込んでいることに加え、まだ日本海の海水温が比較的高い時期であることで雪雲が発達しやすくなっています。
さらに、日本海には地形と風向きの影響で出来る雲の帯(JPCZ)が形成されて、北陸〜東北に活発な雪雲が流れ込み続けている状況です。
現在までに、特に積雪量が多かったのは山形県大蔵村で、現地時間の今月18日21時に積雪が205cmに達し、今季初の2m以上の積雪となり、同地点では観測史上最も早い2mに到達しました。
また、福島県会津でも24時間の降雪量が100cmを超えました。
こうした積雪の急増により、高速道路の通行止めや鉄道の運転見合わせが発生しています。
気象庁は、積雪や路面の凍結による交通障害に警戒するよう呼びかけるとともに、電線や樹木への着雪、雪崩にも注意が必要としています。
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